専用の栽培施設で育てるのですが、簡単に言うと「きのこ工場」なんです。
そしてわが農園は工場「こうじょう」というよりも工場「こうば」といった方が似合う
昭和の匂いプンプンの場所でして…
まあ、表向きは「きのこファーム」なんて言ってますけどね…
で、オガ入れの翌日はミキサーで攪拌した「オガクズ+こぬか+ふすま+なんやかんや=培地」を栽培用のビンに入れていく業界用語で「ツメ」という作業でして…
あ、これ当農園だけの用語ですがね。
工場(こうば)には、いろんな機械があって、そのほとんどはきのこ🍄栽培用に作られていて、わがきのこ園にあるそれは、そのほとんどが長野県内で作られているからビックリ!
さすがきのこ生産量日本一の長野県!!
きのこ農家の新米は驚くことだらけでして…
で、培地をビンに詰める機械。私たちは「詰め機」
製造元の「協全商事」さんのHPでは「ビン詰め機」
まずは培地を詰めて
真ん中に穴を開ける機械。
後で植える種菌が、この穴に落ちて培地全体に回りやすくなる。
この機械、昭和58年の製造で、当時、私は13歳の、中学校を仮病を使って休む子供でしたっけ… そんな頃から働いているこの機械!!
昭和の機械は、なんだか見かけになんともいえない温もりがあって、私は好きだなあ…
むかし、私の亡くなったじいちゃんとばあちゃんは、学校給食のコッペパンを焼いていて、それこそ昭和50年代の前半の工場(こうば)は、こんな機械がたくさんあったっけ…
パン生地をこねる機械や丸める機械や…
あの工場で食べる焼きたてのコッペパンの美味しかったこと…
そんなことを思い出しながら、きのこファームで働いてます。
これが私の働く、きのこ工場。
宮澤きのこファームです。なかなかいいでしょ?
2022.1.27
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